立山特別純米　愛山　酒中仙

新潟県産の「愛山(あいやま)」という希少な酒米を使用したお酒です。

愛山は他の酒造米に比べ、粒が大きく、心白発現率（でんぷん量が多いコメの中心部分の割合のこと）が高いことが特徴です。酒造りに使用される米は、でんぷん量が多く、タンパク率や脂質などの不純物が少ないものが良いとされるため、この条件を高水準で備えた愛山は非常に酒造りに適した品種と言えます。酒米全体の生産量が減る中、愛山の人気は高まっており、徐々に生産量を増やしていますが、まだまだ希少であり、「酒米のダイヤモンド」と呼ばれることもあります。

酒中仙の特徴は、愛山を生かした甘くてジューシーな風味と、後に残る控えめな酸味です。近年の日本酒の流行りである、フルーツのような香りではなく、コメそのものの優雅な甘みが主張するこの一本は、キンキンに冷やすよりも、常温よりも少し冷やすか、ぬるめに燗をつけることで、持ち味の香りと旨味を主張します。

富山県の立山酒造でつくられるこちらの酒中仙は、愛山の希少性もあり、富山県外に流通することの少ない珍しい一本です。お酒好きな方への気軽な贈り物に、喜ばれること間違いなしです。